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プレスリリース:
BLE ビーコンを利用した名古屋セントラルパークでの実証イベントの開催について
平成28年2月19日
特定非営利活動法人位置情報サービス研究機構
特定非営利活動法人位置情報サービス研究機構(名古屋市中区、代表理事:河口信夫、以下Lisra)では、名古屋市中区栄のセントラルパーク地下街でO2Oデジタルマーケティング研究会の実証実験の一貫として、スマートフォンアプリ「センパナビ」利用客に対してクーポンを発行するイベントを通じて、その効果測定を行います。クーポン(500円分相当・先着1000名限り)は2月19日より29日までの11日間(注:3/6まで延長になりました!)に、「センパナビ」の利用客に対して、地下街のインフォメーションで配布されます。クーポンはセントラルパーク地下街の各店舗で3月17日まで使用可能となります。クーポン利用の際には「センパナビ」の該当する画面を併せて店頭でご提示ください。
O2O(オンラインtoオフライン)は2013年頃から言われはじめたマーケティング手法です。当初は、インターネット上(オンライン)のサイトを訪れた見込み客に対して、割引きクーポンのような特典を提供し、実店舗(オフライン)に導くことでした。昨今では、単にオンラインからオフラインに誘導するという意味だけではなく、広義では、位置情報など多様なセンサーを含めたIoT技術による顧客の動きと合わせ、どのように実店舗と結びつけるかという意味で使われるようになりつつあります。
Lisraでは、昨年9月より会員メンバーと参加希望企業を合わせた研究会を発足させ、2014年度の総務省G空間防災シティ事業で設置された250個のBLE ビーコンを用いた実証試験の準備を進めてきました。今回のイベントでは、同業者も含めた関係する複数店舗への来店動向を明らかにしたいと考えています。また、十数カ所にクウジット社のWi-Fi人流センサーDF.sensorを設置し、地下街のどの場所に、どんな時間帯に、どれくらいの来訪者がいるかのデータも合わせて収集する予定です。
主催:特定非営利活動法人位置情報サービス研究機構(Lisra)
協賛:セントラルパーク株式会社
後援:西日本電信電話株式会社名古屋支店
取い合わせ先:
〒460-0002 名古屋市中区丸の内3-17-28
特定非営利活動法人位置情報サービス研究機構
担当:安藤、余合
電話:052-968-2527
<参考情報>
【スマートフォンアプリ「センパナビ」】
「センパナビ」は名古屋セントラルパーク内の店舗を紹介し、現在地から目的地までもナビゲーションしてくれるアプリです。名古屋セントラルパーク内ではBluetoothをONにすることによって地下街でも地図上に現在地が表示されます。本アプリは、平成25年度総務省補正予算「G空間シティ構築事業」の委託を受け作成され、その後O2Oデジタルマーケティング研究会によって改修されました。
●注意
本アプリは、現在地表示やルート案内機能がありますが、スマートフォンを歩きながら使用すると、周りの方にご迷惑や事故の原因となります。アプリを利用する際は、一旦立ち止まってご利用いただきますよう、お願い申し上げます。
O2Oデジタルマーケティング研究会
特定非営利活動法人位置情報サービス研究機構は、西日本電信電話株式会社(NTT西日本)、セントラルパーク株式会社の協力の下、名古屋セントラルパーク地下街を実証フィールドとしたO2Oデジタルマーケティングの研究会を設立します。
O2Oデジタルマーケティングとは、Online to Offline (ネットから実店舗)を目的に、インターネットやスマートホンなどを通じて店舗や商品情報を確認した顧客をどのように実店舗に誘導するか、といった施策や、実店舗や店舗周辺に来訪した顧客をどのように販売や再来訪に結びつけるかを検討する施策です。
今後は、セントラルパークを実証フィールドとして様々な実験を行っていく予定です。
研究会メンバー一覧:
・セントラルパーク株式会社
・NTT西日本
・名古屋大学河口研究室
・クウジット株式会社
・メタプロトコル株式会社
・株式会社構造計画研究所
・アジア航測株式会社
・マルティスープ株式会社
(その他20社程度)
| お知らせ
2015年11月26日~28日に行われた G空間EXPO2015 においてLisraが主導して「屋内位置情報サービス実証実験」を実施しました。まだ、データ分析は途上ですが、実験実行委員会での情報共有を主な目的のための報告会を開催いたします。
また、今回は実行委員会に参加できなかったが、今後のデータ収集に興味のある皆様の参加もOKとしています。
12/21(月) 18:00-- 、飯田橋にて開催します。ぜひお越しください。
http://gexpo2015-report.peatix.com
(ただし、データ配布は、実行委員会名簿上にある方のみ)
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G空間EXPO2015屋内位置情報サービス実証実験報告会
~ 大規模時空間情報の活用を目指して ~
日 時: 平成27年12月21日(月)18:00~20:00 (17:30受付)
会 場: 株式会社インターネットイニシアティブ
東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム
(http://www.iij.ad.jp/news/information/2014/0605.html )
( 今回は、IIJ 様にご協力いただき、会場を提供いただきました。)
主 催: NPO法人位置情報サービス研究機構(Lisra)
G空間EXPO2015 屋内位置情報サービス実証実験 実行委員会
参加費: 無料 (実行委員会に参加していない方もOKですが、データは配布しません)
参加申込み: Peatix 経由、 http://gexpo2015-report.peatix.com
もしくは gexpo2015@lisra.jp までメールでご連絡ください。
プログラム(予定):
17:30 受付開始(ただし、会場に入れるのは 18:00~)
18:00 実験内容概要紹介
「G空間EXPO2015における屋内位置情報サービス実証実験の概要」
位置情報サービス研究機構 代表理事 河口 信夫
18:30 実験詳細紹介
「iBeaconタグの配布によるイベント情報持ち帰りサービスの結果中間報告」
名古屋大学未来社会創造機構 /Lisra 廣井 慧
19:00 実験詳細紹介
「ビーコン/ WiFi 人流データの収集状況について」(予定)
Koozyt / Lisra 塩野崎 敦
「WiFi ロケーションデータ / LIDAR データについて」
名古屋大学 / Lisra 河口 信夫
その他実験参加者による報告
19:30 今後のデータ整理に関するディスカッション
20:00 閉会 (近隣で軽く懇親会)
| お知らせ
時空間情報活用フォーラム in G空間EXPO2015
~ 人やイベント・都市の時空間情報の活用を目指して ~
人の流れやイベント情報、都市変化の解析など、時空間情報の活用が求められています。Lisraでは、今回のG空間EXPO2015において、屋内位置情報サービス実証実験のとりまとめを行うだけでなく、O2Oデジタルマーケティング研究会などの活動も行っています。今回は、実験概要紹介と研究会の実施状況さらに、最新の時空間情報の処理技術の紹介を行うフォーラムを開催します。
ぜひ、ご参加ください。
日 時: 平成27年11月27日(金)10:15~12:30 (10:00受付)
会 場: G空間EXPO2015 (日本科学未来館 7F 未来館ホール)
東京都江東区青海2-3-6
主 催: NPO法人位置情報サービス研究機構(Lisra)
参加費: 無料
参加申込み: Peatix 経由( http://lisra-gexpo2015.peatix.com )
もしくは forum2015@lisra.jp までメールでご連絡ください。
プログラム:
10:00 開場
10:15 開会挨拶
10:20 実験紹介
「G空間EXPO2015における屋内位置情報サービス実証実験について」
位置情報サービス研究機構 代表理事 河口 信夫
今回のG空間EXPO2015において、位置情報サービス実証実験を実施しています。WiFi, iBeacon, PDR, LIDAR, 3次元地図といった、多様な情報収集を行っています。SORACOM SIM を使って30台以上の IoTデバイスを会場内に配布した実験を行います。これらの概要について説明します。また、初日終了後の実験の最新状況をご報告いたします。
10:50 実験詳細紹介
「iBeaconタグの配布によるイベント情報持ち帰りサービスについて」
名古屋大学未来社会創造機構 /Lisra 廣井 慧
今回の実験では、参加者にiBeaconタグを配布して、自由に見学してもらい、会場にはRaspberry Pi を30台以上設置し、タグ情報の収集を行っています。また、得られた情報に基づいて、参加者サービスとしてイベント情報の持ち帰りを実施しています。この実施状況を報告します。
11:00 取り組み紹介
「O2Oデジタルマーケティング研究会の取り組みについて」
O2Oデジタルマーケティング研究会 各WG主査
O2Oデジタルマーケティング研究会では、iBeaconが200台以上設置されている名古屋の大規模地下街を対象に、Online to Offline (ネットから実店舗)を目的にした実証実験に取り組んでいます。現在は、人流計測、屋内測位、ビーコン活用、3D地図活用といったWGが活動しています。各WGからの現状報告と実験実施予定について紹介いただきます。
12:00 最新情報提供
「車載画像を用いた都市の時空間モデリング」
東京工業大学 櫻田 健
東日本大震災の津波被災地を対象とした「画像による復旧,復興の様子の可視化」に関して紹介いただきます.東北大学の岡谷研究室では,全方位カメラとGPSを搭載した車両を用いて,震災直後から3〜6ヶ月おきに東北沿岸部を撮影しています.これまでに収集した画像データは40TBに上ります.この大規模データから時間の経過に伴う街並みの変化を,2次元,3次元,物体認識といった様々な技術を用いて検出する手法を紹介いただきます.
12:30 閉会